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2010年03月28日(Sun) 【恋の病(日和/妹太)】 僕は、おかしい。 「あ、妹子!無限に広がる大宇宙!!」 ほら、やっぱり。 ■恋の病■ 「…それ以上近寄らないでください、太子」 「ちょ…おま!何気にキツイ一言かましやがって!!さすがツンデレ妹子だな…」 誰がツンデレだよ! 思わずいつものくせで突っ込んでしまいそうになる自分を、なんとか押し止める。 いつもこうやってムキになるからいけないんだ、僕は。 こんなおっさん、放っておけばいいのに。 「…?なんだ、どうしたんだ妹子」 元気がないなぁ、腹の調子でも悪いのか?と言いながら、太子が僕の顔を覗き込む。 太子の顔が、近い。 「ち…近寄るなって言ってるでしょうが!」 「ぱおまっ!!!」 思いっきり太子の左頬を殴る。 殴った右手が痛い。 でも、それよりも心臓が痛い。 (……心臓?) 太子は僕から殴られた左頬を擦りながら、目に涙を浮かべて「思いの外いいパンチくらっちゃった…」と、ぶつぶつ何か言っている。 「太子、すみません。ありとあらゆる憎しみを込めて思いっきり殴ってしまいました」 「え、何?これお前の憎しみの産物?名付けて憎しみパンチ?」 (憎しみパンチって何だよ…) 相変わらず意味不明なことばかりを言う太子。 僕はため息をつきながら、地べたに座り込んだままの太子の手を取り、立たせてやる。 「なんだか、今日の妹子はいつも以上に荒れてるなぁ」 大荒れだぞ、大荒れ!お前は台風か!! 縁側に腰かけた僕の隣で、太子は一人やんややんやと騒いでいる。 「太子はいつも以上にうるさいですね。黙れ、うんこ大好きうんこ丸」 「な、懐かしいな…その名前」 先程太子を殴った右手はもう痛くない。 痛くないのに、何故。 「……妹子?」 僕の心臓は、痛くなるばかり。 胸を押さえて、俯いている僕の背中を、太子が優しく撫でる。 「あんまり無理しなさんな、妹子」 お前は大切な私の部下だからな! そう言って、満面の笑顔で僕を見る太子。 心臓が、破裂しそうだ。 「…やっぱり、おかしい」 「ん?何が?もしかして、私の歯並び?」 「だから、あんたの歯並びはどうでもいいよ!!」 縁側で二人、子供のようにぎゃあぎゃあと騒ぎ合う。 やっぱり、僕はおかしい。 こんなにも、あなたが好きだなんて。 END ****** うちの妹子はツンデレ過ぎなんじゃなかろうか。 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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