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2009年10月23日(Fri) 【奥多摩廃墟巡り旅】 晩秋の夕暮れ時、我々は心霊スポットという名の楽園へ踏み込んだ。 まず九時に部長宅駐車場へ向かう。 そこにはもうすでに猛者が三人待機していた。 部長、１号機、４号機、ゆきちで八王子を迎えにいく。 途中ファミマによりつつ晩飯を貪りつつロータリーで八王子を広い、五人で透き通るような白いキャパで奥多摩へ向かう。 首都高は全くこんでおらず、デジモントークに花を咲かせながら八王子インターで降り、 そこから下道を駆使しながら奥多摩へ。 部長のミュージックのチョイスがいまいちであったため、 車内では各々がデジモンをアカペラで熱唱。 なんだかんだで0:00くらいには奥多摩駅に到着。 そこから山道を駆け上がり、神庭沢バス停を探しながらすすむ。 すると日原街道左手に巨大な石塔らしきものがあり、一同ここにあることを確信する。 マシンから飛び降り、最初のスポットである鍾乳苑に行く。坂道を軽快に下り、上から廃墟を見下ろす。意外にもでかくて素晴らしい。 しかも巻きグソのような灯篭まである。 なかなかイケメンであった。 とりあえず侵入口を探す。裏手に回りドアをひねるが開かない。 しかたなく正面入り口に回り、開けようとするが入り口はロープでグルグル巻きにされていて入れない。さらに下に下り、断崖を注意を払いながらすすみ、侵入口を探すが見当たらない。 その光景はまるで登山である。 裏側に回り、山道を枝に捕まりながら登る。 しかし、楽園へのゲートは我々の前に中々姿を表さない。 そのまま山道を登り、最初に探索したドアに戻ってしまった。 入れない。 その事実が走馬灯のように一同の頭の中を駆け巡る。 落胆の色を隠しきれなかった。 結論、鍾乳苑は入れないという結果に終わった。 車内に戻った我々は来た道を駆け下り、次なる目的地、めいじや食堂へ向かう。 熱海トンネルを抜けた先に堂々たる廃墟のめいじや食堂は姿を表す。 マシンを停め、早速動き出す。 しかし一階からは侵入口は見当たらない。 部長曰わく二階から侵入するらしい。近くにある急な石段を登り、二階の方へ渡ろうとしたが中々道が見当たらない。 一度体制を立て直すため下に降りる、 再度１号機、４号機が石段を登り、５mはあろう崖をはいながら侵入しようとしている最中、悲劇は起きた。 なんと赤灯を回したパンダがこちらに近づいてくるではないか。 １号機、４号機は物陰に隠れ、息を潜める。 ついに赤灯パンダは部長、ゆきち、八王子の前に姿を表した。 パンダ「何してんの？」 部長「飲み物買って川みてるんです」 （ちなみに川ではなく湖） パンダ「そっか。近隣からクレームきてるから静かにね」 部長「わかりました」 パンダ「あっちなみにこれ（めいじや食堂）気になると思うけど入らないでね」 部長「もちろん」 みたいなやりとりがあったらしい。 せっかく二階から侵入口を見つけたのに入れないとはショックである。 でも危なかったぜ。 もう少しで国家権力の餌食になるところであった。 またまた奥多摩の猛威に震えながら我々は次に奥多摩ロープウェイに足を運ぶ。 途中走り屋の集団を横目に、らしき場所へ到着。 一台の車が停まっており、三人のDQNが降りてきた。 やつらはこっちをしばらく見ていたが根気強く見返していたら去って行った。 やつらが降りてきた所を登って行く。 廃墟が一軒、廃墟が二軒、廃墟が三軒… ？ ここは廃村か？ 気づいたら我々は廃村にいた。 素晴らしい…が今日の目的は違う。 廃村ではなくロープウェイだ。 マシンに戻って携帯で調べるとやはりこのあたりで合っているようだ。 メカマシの看板もあり、坂を登って行くが… 普通に民家に行ってしまった。 違うと判断し、向かいにある坂道を登ってみると、立ち入り禁止の文字が。 ここだと確信した我々は先にすすむ。 するとキーワードに出たテニスコートを発見。 一気に気持ちが高ぶる。 そこからさらに山を登ると神社があり、行き止まり。 右側にあったフェンスを乗り越え、竹藪の中を突き進む。しかしそれらしきものは姿を見せない。 一度テニスコートまで戻り、探すが見当たらない。 絶壁をまたまた下り、獣道みたいな山道を１号機、４号機で探してみるがやはり見当たらない。 一同はマシンに戻り、別の三頭山駅を探す。 夜間封鎖された有料道路の先にあった。 階段を登る。舗装された道がなくなり、枝を掴みながらまたまた登山していく。 極限の心霊状況の中ついにやつは姿を表した。 夢にまでみた奥多摩ロープウェイである。 感動した。噂通りゴンドラのみとうくんが一台我々を迎えてくれた。 素晴らしい。素晴らしいわ。 いいとりあえず中を巡ってみる。 機械室には巨大なプーリーがあり、太いロープが再び動き出す時を待っていた。他には従業員休憩所、トイレ、改札もあった。 太陽の教団もここぞとばかりステッカーを張っていた。 とりあえずみとうくんに乗り、記念撮影をして山道を下る。 そこでまた八王子に悲劇が。 何と急な斜面でずっこけ、ケツから滑り落ちたらしい。 足と肘を負傷していた。 痛そうである。 車内に戻る我々はさっきと違う雰囲気に違和感を覚える。 封鎖されている入場ゲートに何と菊入りの花束が置かれている。 さっきは気づかなかったのに… この短期間に誰かきて置いて行ったのであろうか。 もしくは… そんなこんなで本日の探索は終了。 またまた微妙な探索であった。 次こそはと心に誓い、奥多摩を後にする我々であった。 12:02 ｺﾒﾝﾄ(4) [ｺﾒﾝﾄを書く] 重要なお知らせ@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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